水なし印刷とは

水なし印刷は、有機溶剤を含む湿し水を一切使用せず、国のグリーン購入法にも明記されている環境に優しい画期的な技術です。


水なし印刷は、印刷工程で有害物質を含む湿し水を一切使用せずVOCの大幅な削減につながります。また印刷版の現像工程は、回収廃液が大幅に削減できる水現像方式となり、自然環境と労働環境に優しい画期的な技術です。2019年に環境優位性が国にも認められ、グリーン購入法に明記されました。さらにインキの水による乳化もなく、高精細なくっきりとした印刷物に仕上げることができます。

久栄社では、業界に先駆けて水なし印刷を導入しており、印刷物には、環境保全に配慮している印刷物の象徴となっているバタフライマークを入れることができます。



  水なし印刷の品質面のメリット

<環境面>

印刷物の製造時において「水なし印刷」による環境負荷の低減はもちろんのこと、バタフライマーク等を印刷物に表示いただくことで、再生紙や植物油インキ以上に、環境問題に積極的に取り組んでいる姿勢のアピールにもなります。

 

<品質面>

湿し水を使わないため、インキの乳化がなく、文字や高精細な写真が、はっきり・くっきりと表現される傾向にあります。

  より高精細で美しい印刷が可能!

「水なし印刷」は、「水あり印刷」と違ってインキが水でにじむことがありません。よって、「水あり印刷」ではどうしても避けることができなかったドットゲインによる色調の変化も「水なし印刷」では解消。点の一つひとつがくっきりと再現され、高精細で美しい仕上がりの印刷物を得ることができます。さらに、凹凸の大きい上質紙やマット紙、和紙などの場合でもデータどおりの円形のアミ点を用紙上に確実に再現できます。より美しい印刷物、より正確な印刷物を求めると、答えは「水なし印刷」にたどり着きます。


  水なし印刷のしくみ

※1:水中の有機物が微生物によって一定時間内に酸化分解される時に必要な酸素量を表します。有機物による水の汚染度を表す目安として生物化学的酸素要求量と呼ばれています。

※2:水中の有機物が酸化剤で化学的に酸化分解される時に必要な酸素量を表します。有機物による水の汚染度を表す目安として化学的酸素要求量と呼ばれています。

一般社団法人日本WPAにて作成された、水なし印刷の特徴についてまとめたPR動画です。

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